しおり、水浴びに挑む(そして妙な文体で語られる)
- 2025.05.26
- 特別編・文体遊び
- #LOVEBird展, #tokyoShiori, #インコのいる暮らし, コザクラインコ, 水浴び
こんにちは。
少しご無沙汰してしまいましたが、今日はちょっと特別なスタイルでお届けします。
実はこのブログを書くにあたって、ふと昔のことを思い出しました。
かつて、とある団体の観察記録を「当方」という一人称で綴っていたことがあるのです。
ふざけてるのか本気なのか、自分でもよくわからないような、妙に大げさでばかばかしく、でもどこか真面目な、そんな文章でした。
それをふと思い出して、試しにAI(ChatGPT)に過去の文章を読ませてみたところ……
なんと、当時の文体をかなり忠実に再現してくれて、思わず笑ってしまいました。
「ChatGPT、君ってほんとにいいやつなんだな……」と、ちょっと感動すら覚えたほどです。
そんなわけで今回は、先日Instagramに載せた日記を、AIの力を借りてあの頃の“当方文体”で書き直してみました。インコの話にはどう考えても不釣り合いな語り口ではありますが、もしよかったらお付き合いください。
まずは、Instagramに載せた元の文章をそのまま載せてみます。
しおり、水浴びに挑戦する (Instagramより)
大勢のコザクラインコたちとの水浴びにチャレンジする、しおり。
これは先日、LOVE! Bird展の打ち合わせの際に撮影したものです。
お水の準備をしていただくところからプールサイドで待機していて浴びる気満々だったしおりですが、皆の迫力に圧倒されてなかなかお水に入れず、別に小さなお皿を用意していただきました
それでも、これまでは遠くから眺めていただけでしたから、皆の水浴びにここまで近寄れたのは初めてのことなのです
動画では長さの都合でカットしましたが、実は皆がすっかり水浴びを終えたあと、
しおりはプールサイドを5周くらい回ってから、ようやく水を浴び始めました。
中には入らず、少し変わった浴び方でしたが、お腹のあたりもしっかり濡れて、満足そうな様子でした
みんなで紙かじりも楽しみ、しおりにとって刺激に満ちた1日になりました。
他の鳥さんとのコミュニケーションに不慣れなしおりを、いつもあたたかく迎えてくださる皆さまに、感謝しています。
この日は、LOVE! Bird展の来年のカレンダーの打ち合わせも行いました
まずは表紙の画像案を、みんなで出し合って決定。かわいい1枚になりそうです。
またあらためて、お知らせさせてくださいね。
さて、ここから、この文章を当方文体に変換したものを載せてみます
しおり、修羅場へ赴く
この日しおりは、数多のコザクラ諸氏との水浴びに挑むこととなった。
先日の「LOVE! Bird展」打ち合わせの際のことである。
水場の支度が整えられるや否や、しおりはその傍ら、さながらプールサイドの見張りのごとく静かに佇んでいた。
浴びる気満々、とはこういうときに使う言葉であろう。
波のごときコザクラたち
しかしながら、いざ本番となると、寄せては返す波のようなコザクラたちの圧倒的な勢いに気圧されてしまったらしい。しおりは水面をただ見つめ、容易には中に踏み出せぬままであった。
結局、別途用意された小皿にて水を浴びることとなったわけだが、
それでも、これまでの彼女なら遠くから眺めることしかできなかったはずである。
それがこの日は、水しぶきを上げる群れのすぐそばにまで身を寄せた。
これは、しおりにとって確かな一歩であったにちがいない。
孤高の巡回と、静かなる水浴び
なお、映像は長いため編集されているが、真実はこうである。
皆が水浴びを終え、去ったあと、しおりは何度もプールの縁を巡った。数えて五周。
そしてようやく、誰もいないプールサイドにて、噴水を下からびるという中途半端な方法で、しかし実に楽しそうに水浴びを始めたのであった。
完全に水の中に入ることはなかったが、変則的なかたちで浴びた水で、彼女のお腹はしっかりと濡れて満足そうな様子であった。
その後、紙を齧る遊びにも興じ、しおりにとってはこの日は多くの刺激と出会いに満ちた一日となったのである。
他の鳥たちとの交流に不慣れなしおりを、変わらずあたたかく迎えてくださった皆様に、深く感謝申し上げたい。
ちなみにこの日は、なにもインコの水浴びのために集まったわけではなく、来年の「LOVE! Bird展」カレンダーの打ち合わせこそが主目的であった。
まずは表紙の案を出し合い、愛らしい一枚となるべく、英知と熱意が交錯した。
その詳細は、また改めてご報告させていただくつもりである。
結び
さてここまで、くどくて妙な文章に根気よくお付き合いくださり、ありがとうございます。
「コザクラ諸氏」だの「寄せては返す波のようなコザクラインコ〜」だの、
かつての自分が使いそうな言い回しが、AIを通してふたたび現れてくるのは、
なんとも面白い感覚です。
今の自分ではもう書かない(あるいは、書けない)ような言葉も、
ちょっと距離をおいて眺めると、それなりに愛おしく思えてきたりします。
そんなわけで、このブログではこれからも、
ときどき、ひっそりと、おかしな文体でしおりのことを綴ってみようかな、と思っています。
よろしければ、またお付き合いください。
ちなみに、肝心の「LOVE! Bird展カレンダー」は、打ち合わせの成果を経て、現在は色校まで終えたところです。
いい感じに仕上がってきています。こちらも、あらためてご報告させてくださいね。
同じカテゴリの記事
-
前の記事
得意技 “ハーイ”の誕生秘話 2024.08.29
-
次の記事
記事がありません